真っ直ぐな髪に憧れ、大金を叩いて念願のストレートパーマを!



いにしえの時代より、女性の憧れはサラサラロングの髪ではないでしょうか?かの清少納言もくせ毛をコンプレックスにしていたとか。やはり「髪は女の命」とかいうフレーズは染み込んでいるものなのです。

40代後半の私は生粋のくせっ毛、湿気を恨み、親に文句を言い、短髪だとクルクル、チリチリが目立つ為、長く伸ばし三つ編みにして、サラサラの友人をうらやむばかりの学生時代を過ごしておりました。しかし、1980年代まさに青春時代に訪れた「ストレートパーマ」。そのパーマをかけると髪が真っ直ぐになるらしい。憧れのサラサラが手に入ると喜び挑んで「ストレートパーマ」をあてにいく決意をしました。

しかし、その「ストレートパーマ」はかなり高額。親に話しても相手にはしてもらえず、自力でパーマ代を工面しなくてはなりませんでした。幸い学生の私には「お年玉」という臨時収入が。友人が買い物に費やす「お年玉」を私は「ストレートパーマ」代にあてたのです。

当時のストレートパーマは・・・重い。

喜び勇んで美容院に行ったものの、当時のストパは頭に下敷きのような板を張り付け耐え忍ぶ方法。当時のストレートパーマを知らない方々の為に説明しますと、昔は髪を小分けして、縦40センチ×横5センチくらいのアクリル、いわゆる下敷きの様な板にたっぷりのパーマ液と共に髪を真っ直ぐになるようにクシでとかしながら張り付けるため、かなりの重さがありました。

髪の量が多かった私はゆうに20枚は超えて装着してたはず。憧れのストレートヘアを手に入れるため、首がもげるかの様な重さに液が定着するまでひたすら耐え続けました。実際、鏡に映る姿は首が埋もれ、ちょっと頭を出したミノムシのよう。

長かったパーマの時間。短かった夢のような時間。

しかし苦労、いや苦行の結果、憧れのサラサラのストレートヘアをゲット!頭のてっぺんには天使の輪ができる程。何度も自分で髪をかき上げてはスルスルとすべり落ちてくる感触を楽しみ、意味もなく、クルクルと回り顔に触る髪を満喫。髪をとかしてもとかしてもひっかからない幸せ。元々ストレートの人にはわからないであろう至福の喜びの時間を持ちました。

しかし、幸せは長くは続かないものです。人生の節理をひとつ私はここで学びました。私が手に入れた、サラッサラのストレートへアは1回髪を洗うと消えてしまったのです。あの感触はどこへやら。当時のストレートパーマ力が弱かったのか私のくせ毛が強かったのか、高価な効果は消えうせ、いつものうねりが返ってきました。

それが今では「縮毛矯正」というパーマで髪がある程度の長さになるまではサラサラヘアをエンジョイできます。ありがとう現代技術。