石鹸シャンプーって普通のシャンプーじゃないの?

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シャンプーを選ぶとき、いろんな種類のシャンプーの中から何を選ぶか迷っちゃいますよね。アミノ酸?ノンシリコン?ほんっとに種類が多いです。

その中の一つに「石鹸シャンプー」というシャンプーがあります。ご存知ですか?あまりメジャーなシャンプーではありませんね。

石鹸って聞くと、「清潔感がある」とか、「いい匂い」とか、「肌に優しそう」とか、そういった効果があるというイメージを持つ方が多いと思います。私なんかは小・中学校で使っていた「レモン石鹸」を思い出したりしますね。懐かしいですねー。

シャンプーというと「髪を洗う液体の石鹸」みたいなものですから、石鹸シャンプーっていわゆる「普通のシャンプー」なんじゃないの?と思う方、多いんじゃないですかね。実は、普通のシャンプーと石鹸シャンプーは全然違います。

その理由はずばり成分です。「普通のシャンプーとは違う石鹸特有の成分」が石鹸シャンプーには含まれているからなのです。

石鹸の成分が含まれている石鹸シャンプーは肌に優しい

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石鹸は、大きく二つに分けることができます。「固形の石鹸」と「液体の石鹸」ですね。石鹸を作ろうとすると、まず必要なのが「油脂」なんです。植物性油脂とか動物性油脂とか、食べ物関連でよく聞いたことがある言葉だと思います。

水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)は理科でよく出てきたと思いますが、これに油脂を加えると固形の石鹸になります。水酸化カリウム(苛性カリ)に油脂を加えると、液体の石鹸になります。これはどちらもアルカリ性の物質ですね。

液体石鹸は別名「カリ石鹸」とも言います。上記の画像はとある石鹸シャンプーの成分表ですが、丸で囲んだ部分「カリ石鹸素地」という成分が含まれているのが分かりますね。これが石鹸シャンプーの特徴です。

例えば、今はだいぶ改善されてますが、台所用洗剤とかで手を洗うと手肌が荒れますよね。その点、石鹸で手を洗ってもつっぱったり荒れたりしませんよね。つまり石鹸の成分は肌に優しい成分なんです。

そんな石鹸の成分だけで作られているのが石鹸シャンプーです。肌に優しい効果のあるシャンプーだと言えそうですね。

石鹸シャンプーの評判は、はっきり言って良くないです

E-50 肌に優しい効果のある石鹸シャンプーは、どのような評価を世間から受けているのでしょうか?きっと良い評判がずらり・・・

と思ったのですが、調べてみると、良い評判があんまりないな・・・という印象が強いです。これは意外でしたね。

「さっぱりとした洗い心地に大満足」という方もいれば「髪がごわついて、指通りが悪くなった」と感じる方もいるみたい。どちらかというと後者の評判の方が多いと思います。

実は私も石鹸で髪を洗ったことがあります。仕上がりがすごくゴワゴワして「髪が傷みまくった、大失敗だ」と、とても心配しました。

更には「抜け毛が増える」、「慣れるまでに時間がかかる」、「全然しっとりしてくれない」、「パサパサする」などの意見も。石鹸シャンプー、なかなか難しそうなアイテムですね・・・

白いカスが髪に残る事例が多発。これはフケ?解決策は?

そして一番問題なのが「白いカスが残る」ということです。フケみたいに見えるようでとても評判が悪いです。これはいったいどういうことなのでしょうか。

実は、水の成分に「カルシウムイオン」というものがあります。それと石鹸シャンプーの「脂肪酸」がくっついてしまうことが原因です。溶けない成分の為、カスになってしまうと。このカスはフケではありません。

このカスをなんとかしたい。という場合には、リンスもちゃんと使うようにすればOKです。

しかし、本物のフケが出やすくなってしまう事例もあるようです。普通のシャンプーを使用している場合、その成分には「保湿剤」や「フケ防止剤」などが入っていることがほとんどです。ですが、石鹸シャンプーにはこの「保湿剤」、「フケ防止剤」が入っていないことがほとんどで、薬にまみれた頭皮が自然な頭皮に戻ろうとする過程でフケが出やすくなってしまうのです。

この状態を解決するには「石鹸シャンプーを信じて使い続ける」という方法が良いみたいです。結局薬でフケを抑えていただけですから、頭皮は荒れていたのです。石鹸シャンプーを使い続けることで、本当の頭皮の健康を取り戻すことがフケの予防に繋がります。

石鹸シャンプーの良い効果が知りたい!

f-1 こんなにもボロボロな評判が多い石鹸シャンプーなんか使わなきゃいいのに。そう思ってしまいますよね。ですが、温故知新ってやつです。

石鹸の歴史も古く、服から体の洗浄まで幅広く活用されてきました。特に、石鹸は「皮脂」を落とす効果が優れているのが特徴です。

ちなみに、固形石鹸と液体の石鹸シャンプーは微妙に成分が違います。メーカーや生成方法によっても変わってくるようですが「石鹸シャンプー」の方が若干、洗浄力がマイルドな傾向にあるようです。更に液体の方がシャンプーとしても使いやすいですし、ここでは液体の「石鹸シャンプーの効果」について解説していきたいと思います。

石鹸シャンプーの効果、メリットはずばりこれ!

さて、そんな石鹸シャンプーを使うメリットはその「安全性」や「洗浄力」にあります。無添加や自然由来という「安全性」が売りの印象が強い石鹸シャンプーですが、その洗浄効果は普通のシャンプーよりも強いようです。

更に、洗浄効果は強いのに肌には低刺激ということも石鹸シャンプーの良い効果と言っていいでしょう。つまり石鹸シャンプーは肌に優しくして且つ皮脂汚れを落とすことに優れた効果を持っているということです。特に頭皮が皮脂でベタベタしてしまいがちな夏に使うとさっぱりとした洗い心地になり効果的ですね。

その結果、頭皮の状態が改善されると髪が強く、太く、たくましくなってくることでしょう。抜け毛が減ったり、フケなどの衛生面も改善されるなど髪質そのものが変わりますので、その効果は非常に大きなものがあります。

石鹸シャンプーの効果は良いのに・・・なぜ評判が悪い

D-43 ここまで見ると石鹸シャンプーは強い洗浄効果があり頭皮を清潔に保つことができる便利アイテムに感じられます。なのに厳しい評判も多いのはなぜなんでしょうか。

それは「肌には優しい」ものの「髪には刺激が強い」というところ。こう聞くとちょっとややこしいかもしれませんね。

自然由来だからこそ肌には優しいのですが、髪、特にキューティクルにとっては刺激が強いようなのです。キューティクルとは毛の一本一本を包んでいるベールのこと。薄い膜が何枚も重なって毛の内部にある水分や栄養を閉じ込めています。

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ですが、キューティクルはとっても繊細。普段キューティクルは弱酸性の状態だと、きちんと髪を守る役割を果たすことができます。そこへ石鹸の成分を加えると、髪の状態はアルカリ性へと寄ってしまい、キューティクルは毛から剥がれやすくなってしまうのです。

例えば、海に遊びに行ったとき、髪がバサバサになってしまったという経験はありませんか?海から上がって髪が乾いてくるとどんどん手触りが悪くなってしまうとテンションも下がりますよね。あれは髪が海水に触れるとアルカリ性に寄ってしまうためだと言われています。

うーんゆか

そういった理由で髪の環境がアルカリ性に寄り過ぎてキューティクルが機能しにくくなることが、髪がゴワゴワした感じやキシキシを生み、結果バサバサになるのです。ヘアケア的な観点からすると髪にはあまり優しくないと言えるかもしれませんね。


石鹸シャンプーを使うと髪がゴワゴワするという感想は、当たり前の感想だったのですね。

石鹸シャンプーの効果を最大限発揮させるには?

デメリットが大きすぎて、石鹸シャンプーは使えない!と決めつけるのは早すぎると思います。弱点をカバーできるアイテムがあれば、大きな効果のあるシャンプーに化けるのです。

ここで「石鹸シャンプー攻略法」です!石鹸シャンプー攻略法とはずばり「石鹸シャンプーには専用のリンスを使うこと」です。この方法で石鹸シャンプーの効果を最大限に発揮しましょう。石鹸シャンプー専用リンスは、髪を弱酸性に戻してキューティクルを元通りにする効果があるんです。必ず「専用のリンスを使うこと」が石鹸シャンプーを効果的に使うポイントなのです。

石鹸シャンプー専用リンスは「クエン酸リンス」とも呼ばれています。クエン酸などの力で、アルカリ性を中和することができるのだそうです。まるで理科の授業のようですよね。さっぱりした洗い上がりを石鹸シャンプーでぜひ体験したいという場合は必ずリンスもセットで購入しましょう。

石鹸シャンプーにも相性あり。こんな方には不向きかも

E-84 洗浄効果に優れている石鹸シャンプーですが、だからこそ向き不向きがはっきりと分かれてしまいます。次のような事例に当てはまる方は、石鹸シャンプーはスッパリあきらめましょう。シャンプーは他にもたくさんありますから、自分で髪をいじめることにならないようにしましょう。では、いきます。

【乾燥肌である】
乾燥肌な体質の方は要注意です。乾燥肌で特に「フケ」に悩んでいる方は、ちょっと立ち止まって考え直した方がいいかもしれません。

その理由は、「頭皮には常にある程度の皮脂が必要」だからなんです。洗浄効果の高い石鹸シャンプーでは、その必要な皮脂を根こそぎ洗い流してしまう可能性があります。すると、頭皮は乾燥し過ぎてしまい新陳代謝のリズムが狂ってしまいます。

石鹸シャンプーは洗浄効果があまりにも高く、元々皮脂の少ない乾燥肌な方には不向きな場合が多いのです。「石鹸シャンプー」と検索をかけると、「フケ」というキーワードを多く目にします。やはり皆さん、気にしているということですね。

そういった点からも、石鹸シャンプーは乾燥肌の方には不向きなアイテムだと思います。

→【改善・予防】フケが肩にパラパラ・・・何が原因なの?フケで悩んでいる方はこちらの記事もどうぞ。

【ダメージヘア。特に「カラー」や「パーマ」で傷んだ髪】
美容院でカラーやパーマをしている方も石鹸シャンプーはあまりオススメできません。石鹸シャンプーで髪をアルカリ性にしてしまうこと=キューティクルが開いてしまうことは、せっかくパーマ液やカラーリング剤が染み込んでいる効果を弱めてしまいます。

また、強すぎる洗浄効果がパーマやカラーでダメージを負ってしまった髪には刺激が強過ぎるのです。このような理由から、美容院に行ったばかりの髪には不向きなので使わないようにしましょう。

逆にこんな人には石鹸シャンプーおすすめします

E-85 先の2項目に該当しない方で、「皮脂量が多くベタつきがちな頭皮の方」で「カラーやパーマを半年以上かけていない方」には石鹸シャンプーは効果的かなって思います。高い洗浄効果で頭皮を清潔にしてくれますし、傷みの少ない髪にはこの洗浄力に耐えるパワーがあると思います。

どちらかと言うと、男性の方が石鹸シャンプーは使いやすいのかもしれません。男性はホルモンバランスの関係から女性よりも皮脂が多くなりがち。皮脂が酸化すると臭いの原因にもなるため、男性はしっかりと洗浄できるシャンプーが合っているのです。

男性と同じように皮脂が多くて悩んでいる女子にはいいと思いますが、このような方には同時に「体質改善」をおすすめしたいと思います。特にホルモンバランスを整えた方がいいかもしれませんね。場合によってはクリニックなどに相談することも良い解決策だと思います。

→【防止策解説】抜け毛が心配!原因は意外にもホルモンバランスが関係していた!?

こちらの記事では、そのホルモンバランスの改善について触れています。気になる方は一度目を通してみて下さいね。

まとめ

いかがでしょうか。

いえーいゆか

・石鹸シャンプーの効果は肌に優しいのに、高い洗浄効果で皮脂を効率的に洗い流せること。

・石鹸シャンプーは髪を急激にアルカリ性に変えてしまうので専用リンスをセットで使うことが必須。

・乾燥肌、カラー・パーマをした髪にはちょっと不向きかも。



「無添加」「自然由来」は確かに購買意欲をそそられます。でも、どうして化学物質を使っているからといって体に悪いと思ってしまうのでしょう。髪に良い環境を色んな成分を駆使して作ろうと様々なシャンプーが開発されているのです。「自然派」=「体に良い」と決めつける前に、商品のメリット・デメリットをしっかり抑えておきたいですよね。