湯シャンってよく聞く!効果って何?

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某有名人がテレビで発言したのをキッカケに一気に有名になった洗髪方法。それが湯シャンです。知っている人も多いと思いますが、お湯だけで髪を洗うというちょっと珍しい洗髪の方法。

オーガニックや無添加系の商品は女子なら大好き。湯シャンなんて特に無添加の究極ですよね。とはいえ、一体湯シャンはどんな効果があるのでしょう。

お湯だけで汚れは落ちるの?髪は臭くならない?お湯だけで洗うとなると、やっぱり勇気がいります。髪には良さそうですが、やっぱり不安の方が大きくなります。本当に実践する価値があるのでしょうか。

結果から言うと、私はロングヘア女子には湯シャンは合わないと思います。湯シャンの代表的な方法と効果を考えてみるとそんな結論にたどり着くんです。湯シャンの効果と方法をまとめてみました。さぁ、あなたは湯シャン賛成派?反対派?

一般的な湯シャンの方法

まずは湯シャンの方法を復習しましょう。用意するものはお湯だけ。お湯がシャンプーであり、すすぎでもあるのです。

とはいえちょっとした下準備は必要。お風呂へ入る前にはよくブラッシングしましょう。ブラッシングすることで、髪についたホコリなどを事前に落としておくことができるそうです。

あとはお風呂に入ったらお湯で髪をよくすすいで完了。ちなみにポイントはちょっと熱めのお湯にすることみたい。40度以上で湯シャンをするという方が多いようです。熱くなればなるほど、汚れがしっかり洗い流せるんだとか。

中には「酢リンス」と組み合わせている人もいるみたいですね。お湯と酢を混ぜたもので髪をすすぐのだそうです。お酢の臭いが気になる人は「クエン酸」とお湯でもOK。

なんだかお料理みたいですね。確かにここまで徹底して化学物質を使わないのなら、髪も頭皮も自然の力で元気になりそう。界面活性剤やシリコンたっぷりのシャンプーを使っている方が髪に悪いのかなという気すらしてきます。

→【シャンプーは界面活性剤でできている】シャンプー解説の記事はこちら。

湯シャンの効果は頭皮のサイクルを自然に戻すこと

さて、ここで気になるのは「シンプルな湯シャンがどうしてこんなに話題になったのか」ということです。湯シャンの人気の秘密、それは「自然な頭皮のサイクル作り」にあると思います。

そもそも、私たちが使ってるシャンプーやトリートメントには界面活性剤などが多く使われています。大げさに言えば、髪用の洗剤で洗っているのと同じこと。中にはちょっと頭皮に刺激が強すぎる成分が入っているシャンプーもあるのです。

頭皮って実はとっても敏感で、刺激が強すぎると様々な機能に異常が出てきてしまうことがあります。特に重要なのは「皮脂の量を調整する」という機能です。頭皮からは「皮脂」が分泌されています。

皮脂というと、臭い・汚いといイメージがありますがとっても重要な役割を果たしているんですよ。例えば紫外線を浴びても頭皮が日焼けしないのは皮脂のおかげ。雑菌が頭皮に付着しないのは皮脂のおかげなのです。皮脂が無い頭皮はあまりに無防備です。

日差しが強い日って、肌の日焼け・ダメージがどうしても気になりますよね。日焼け止めのクリームを塗ったりして日焼け対策をすると思います。最近はスプレータイプもあって便利ですよね。皮脂はいわば、天然の日焼け止めや肌を保護するクリームのような存在なのです。

頭皮は皮脂で守られながら、古い髪が抜けても新しい毛がきちんと伸びるよう毛を育てています。更に毛だけではなく、頭皮は常に小さく脱皮を続け清潔を保っているのです。つまり頭皮を清潔にする、毛を育てるという正常なサイクルが行われているのが理想的な頭皮。

ですが、シャンプーなどの界面活性剤により頭皮が刺激されると、サイクルが狂ってしまうことがあるのです。例えば、頭皮の皮脂を洗い流し過ぎてしまうなどなど。自然な頭皮のサイクルが狂ってしまうとフケやかゆみというトラブルに繋がってしまうといわれています。

つまり湯シャンは「自然な頭皮のサイクル」を守るための洗髪方法なのですね。ありのままの状態、自然に近い状態が体にとっては一番。もともと持っている力で頭皮は健康になれるという考え方なのでしょう。

確かに、人はちょっとケガをしてもかさぶたを作って自然と治るものです。自然治癒力ともいいますよね。本来持っている人の力があれば、体って正常なサイクルを保てるのかもしれません。

→【頭が臭い!?】それって頭皮のSOS。詳しくはこちら。

湯シャンって「女子」にとって本当に良いものなの?デメリットは?

自然の力で頭皮のサイクルを戻していく湯シャン。やっぱり魅力的かもしれません。でも私は女子にとって、特にロングヘア女子にはあまり向いていないのではないかと思います。

こんな髪にはちょっと湯シャンは不向きかも・・・。

そうなのっゆか

・髪の長さが肩につく程度、それより長い。

・ワックスやスタイリング剤を使用している。

・アイロンやコテはよく使う。

・髪が絡まりやすい。

当てはまる方は今まで通り、シャンプーやトリートメントを使いましょう。

理由としては、やっぱり「洗浄力が弱すぎるから」です。やっぱりワックスなどの整髪料・スタイリング剤はお湯だけでは落ちません。きちんと整髪料を落とせていないと、髪に余分な油分やシリコンなどが蓄積し、ダメージとなってしまいます。

次に「髪を摩擦から守れなくなる」ということも湯シャンが女子に不向きな理由です。トリートメントなどは毛をコーティングする力があります。シリコンなどの成分で毛を守り指通りを良くしているのです。

湯シャンをしているだけの髪はいわば「油を刺していない機械」と同じだと思います。動きが悪くなった自転車や機械にはよく油を刺しますよね。潤滑油を入れてすべりを良くすれば、またスムーズに動くようになるからです。油を刺さないと錆びてしまうこともあります。

お湯だけで洗っている髪は、潤滑油がまったく無いような状態。髪同士がこすれ合い、傷ついてしまうのです。シリコンなどは悪者にされがちですが、髪の指通りを良くして摩擦を最小限にしてくれるという効果があるんですよ。

つまり、シャンプーやトリートメントを使うメリットは「効率的に髪をしっかり洗う」ことができ「髪を摩擦から守ることができる」ということ。そしてヘアアイロンやコテを使っている場合、髪が絡まりやすく摩擦が生じやすいため、尚更トリートメントは欠かせませんね。

湯シャンはショートヘアな方、過剰に皮膚が敏感な方には向いているのかもしれません。ただ、髪には好きな香りをつけておきたいという場合はやっぱり普通にシャンプー・トリートメントを使った方が良いですね。湯シャンして、ヘアコロンをつけると、皮脂とヘアコロンが混ざった香りになりますし、洗い流すのも大変になってしまうと思います。ちょっと注意ですね。

中には「フケやかゆみがひどいから湯シャンに挑戦したい」というロングヘア女子もいるかもしれませんね。そんな場合は、シャンプーを変えてみるだけでも効果的かもしれませんよ。例えば洗浄力の弱いベビーシャンプーを使ってみるといいかもしれませんね。

ヘアトラブルを治すために、いきなり湯シャンにシフトチェンジするのは正直ちょっと冒険しすぎかも。何事も、やりすぎは失敗の元ですよね。それにシャンプーもトリートメントもきちんと臨床試験をクリアしているものばかりです。過度に「界面活性剤」や「シリコン」を避ける必要はないと思いますよ。

→【髪が薄くなった?】絶対なりたくない「薄毛」対策の記事はこちら。

まとめ

いかがでしょうか。

いえーいゆか

・湯シャンとはお湯の力だけで髪を洗う方法。

・自然な頭皮のサイクルを取り戻すことが湯シャンのメリット。

・ただし、ロングヘアにはシャンプーやトリートメントの力が必要なため、湯シャンは不向きかも?

「自然由来」「自然治癒力」って、いい響きですよね。でも、化学成分が入っているから可能なこともあるんです。湯シャンにも良いことはたくさんありますが、髪のトラブルに悩んだらちょっとずつ変えてみることが大切かもしれませんね。いきなり湯シャンにチャレンジしてみる前に、ぜひ色んなシャンプーを試してみましょう。