髪のお手入れといえば?椿油にゆず油、どれを使おう

f-75

今も昔も、ツヤのある髪は女性の憧れです。ツヤツヤな髪を手に入れようと思ったときやっぱり油を使ったお手入れを思い浮かべるのではないでしょうか。

f-77

f-76

椿油にゆず油、アルガンオイルにココナッツオイルと、髪のお手入れに使える油はたくさんあります。中でも「100パーセント、不純物無し」なオイルを使いたいものですよね。

ですが、それって本当にあなたの髪に合ったお手入れなのでしょうか。意外と椿油などを使った髪のお手入れって難しいんですよ。

【椿油】正しい使い方!栄養補給ではなく潤滑油として使おう

f-78

オイルでの髪のお手入れというと、長時間髪につけておくようなパックが効果的だと思われがち。他にも、シャンプー前にたっぷりの椿油で頭皮マッサージをするというような「栄養補給」として活用している方も多いようです。

ですがもっとライトに、オイルを髪のお手入れに活用しましょう。そんなにがっつり、たっぷり、椿油を髪に塗る必要はないのです。

B-22

まずオイルを使った髪のお手入れは、ほんの数滴使えば十分。そして、使うタイミングとしてはドライヤー後にブラッシングで髪を整える時がベストでしょう。毛先に椿油などのオイルを馴染ませてからブラシを通すというような活用方法が効果的なのです。

つまりは、ドライヤーやブラッシングで毛先が絡まるといったトラブルを防ぐために椿油を使うということですね。文字通り「潤滑油」として椿油を髪のお手入れに使うのです。

何の防御もしていない、裸の髪をブラシでゴシゴシと擦れば髪が傷みます。椿油を潤滑油として活用すれば傷みも軽減されるというわけです。

確かに「髪にコシもツヤも無いのだから椿油やオイルで栄養補給しなくちゃ」と考えてしまう気持ちはよく分かります。椿油やオリーブオイル、アルガンオイルは様々な栄養が入ってますから、髪に浸透させたくなりますよね。だからこそ、オイルパックなどの椿油をたっぷり使った髪のお手入れが人気です。

ただ、髪に栄養を与えるなら食事と睡眠によりこだわりましょう。その方が効率的に、コシのある元気な髪を作れます。だって、髪は体内のホルモンバランスや栄養によって育てられるのですから。

f-51

そもそも髪はどこで成長をして、どこから栄養を摂取しているのでしょう。その答えは頭皮の下。髪は頭皮の下で血液に乗ってきた栄養を吸収して育っているのです。

しかも、髪の傷みが目立つ毛先は数年前に栄養を吸収し終わってしまった部分。毛先はこれ以上成長しませんし、傷んだところが元通りに修復されることは無いのです。また、頭皮に一生懸命栄養のあるものを塗ってあげても、毛は吸収することができないでしょう。

ですから、あくまで椿油などのオイルを使った髪のお手入れは、髪へのダメージを軽減させる潤滑油として活用しましょう。椿油を使っていれば髪のお手入れ完了と安心してはいけないですね。

【酸化と熱が大敵】椿油を使った髪のお手入れ注意事項

f-58

そして、椿油などのオイル、実は髪のお手入れに使う上で最大の弱点があります。しっかりオイルの弱点を知った上で髪のお手入れに活用することをおすすめします。

弱点とは「酸化しやすい」ということと「熱に弱い」ということ。椿油、あんず油、アルガンオイル、どれも油である以上この二つの弱点から逃げられません。

具体的にNG行為をあげると「大きいボトルの椿油を買って数か月間使い続けてしまう」ということ。長期間、開封済みのオイルを髪のお手入れに使うのは避けたいところですね。

f-79

封を開けた瞬間から椿油は酸化し始め、数か月も経つとすっかり酸化してしまうでしょう。特に不純物が入っていない椿油ほど、酸化しやすいです。

油は酸化すると、せっかくの成分も台無しになってしまいます。髪のお手入れに活用するのであれば、鮮度の良いオイルを使いたいですよね。酸化した油を髪に塗っていてもいいことはありません。酸化を防ぐため遮光ビンでの保管はもちろん、早く使いきれるだけの量を買うことも大切です。

f-80

または、不純物無しのオイルにこだわらず、ヘアケア商品として加工されているオイルを買うこともGOOD。酸化しにくいよう加工されているのでオイル初心者でも髪のお手入れに取り入れやすいですね。

また油共通の弱点ですが、油は熱によって一気に質が落ちます。もちろん椿油やアルガンオイルなどの髪のお手入れに使う油だって同じこと。

f-81

だから、熱を髪に使う前や紫外線に当たる前に椿油のようなオイルを髪に使用することは避けましょう。「コテやアイロンを使用する前に髪に椿油を塗る」ことや「お出かけ前に椿油を髪に塗ってツヤ出しをする」というような使い方はおすすめできません。

f-82

例えば、フライドポテトや唐揚げといった揚げ物には大量の油を使いますよね。飲食店でのアルバイト経験がある方なら詳しいかと思いますが、揚げ物って同じ油で揚げ続けているとどんどん「油臭く」なってしまいます。揚げ物が油臭いと「ここって古い油使っているのか」とかなりげんなりしてしまうでしょう。

揚げ物をおいしくお客様に提供するためには、こまめに新しい油と交換しながら調理することが大切。油は熱を通すとみるみるうちに酸化して、料理の味が落ちてしまうのですから。

この揚げ物に使う油と、髪のお手入れで使う油も同じと考えましょう。油は熱に触れるとたちまち成分が壊れて、臭いもきつくなります。椿油などのオイルは、使うタイミングを間違うとせっかくのお手入れも逆効果になってしまいますね。

【相性】髪のお手入れは「オイルを使えばいい」というわけではない!

f-83

そして、髪のお手入れはただ椿油を使えば良いというものではありません。髪質と相性の良いヘアケアアイテムを選ぶことがベストな髪のお手入れ。油・オイルを使った髪のお手入れ方法はどんな髪質にも万能というわけではないのです。

特に「細くコシやツヤの無い髪に悩んでいる」「湿気や水分を吸って膨らむ髪に悩んでいる」という場合は、油やオイルを使わないお手入れを考えましょう。こんな悩みを抱えている髪は他にするべきお手入れがあります。

→【細い髪をボリュームアップ】一番最初にするべきお手入れ方法、詳しくはこちら。

コシが無くぺしゃんこになりがちな髪は油を使ったお手入れを行うと、髪が油を吸って更にぺしゃんこになる恐れがあります。また、湿気を吸収しやすい髪質は油分も余計に吸収してしまうため、元気の無い髪に見える原因となってしまうのです。

反対に、剛毛で毛の太い、硬い髪質の場合は椿油といったオイルでのお手入れは相性が良いです。髪を覆っている膜「キューティクル」が多いため、過度に油分を吸収することも無いでしょう。

つまり「髪のお手入れといえば椿油」といったイメージでヘアケアアイテムを選ぶのはちょっとNGということ。髪質と髪のコンディションを考えて、アイテムの効果を最大限引き出せる髪のお手入れを心がけましょう。

髪にツヤを出すならワックスで!椿油は夜のお手入れに!

C-57

また、オイルは髪のツヤを出すというイメージが強いためか、スタイリングにも椿油を活用している方は多いようですね。ですが、スタイリングはスタイリング剤で充分ツヤツヤ髪に仕上げられます。椿油といったオイルを髪のお手入れに取り入れるのであれば夜、寝る前に髪を整えるタイミングにしましょう。

→【ワックスはツヤツヤ髪に必須】上手にワックスと付き合う方法、詳しくはこちら。

D-46

「髪のお手入れに不純物ゼロのオイルを使っているの」と言うと、確かに聞こえはいいです。ですが、酸化など意外な注意点がたくさんあるものです。

今はスタイリング剤やトリートメントも手軽で初心者に使いやすいものが増えています。オーガニックや天然由来のお手入れグッズにこだわるのも良いですが、自分の生活に取り入れやすいお手入れアイテムを見つけることも大切ですよね。

まとめ

いかがでしょう。

いえーいゆか

・細く、湿気を吸収しやすい髪質はオイルを使った髪のお手入れに不向きな髪質。椿油などを髪に使う前に、他のお手入れ方法を実践しよう。

・椿油やオイルを髪のお手入れに使う時には「栄養補給」としてではなく「潤滑油」として使うべし。

・オイル全般の弱点は「酸化」と「熱」。開封後は早く使い切ること、コテやアイロンの前に使わないことがポイント。


あなたの周りで椿油やココナッツオイル、オリーブオイルで手作りヘアケアを実践している方がいるかもしれません。「髪のお手入れマスター」のように見えるかもしれませんが大切なことは自分に合ったヘアケアスタイルを見つけること。ぜひ髪質に合ったお手入れ方法で、ヘアケアの効果を最大限引き出しましょう。